30分以内で完了する迅速な審査
消費者金融が審査に要する時間は約10〜30分程度と、銀行などに比べて大変スピーディです。
まずコンピュータを通じて、個人信用情報機関に申込者の他の消費者金融からの借り入れ件数と金額を調べます。これは申込者の氏名と生年月日で照会する仕組みになっていて、瞬時に結果がわかり、現在の借り入れ状況だけではなく返済状況も判明します。また、住所や電話番号・勤務先などの属性情報もわかるようになっており、申し込み時の申告と違いがないかも調べます。
次に申告された属性を、裏付け確認を取りながらコンピュータに入力していき、属性モデルの分類が自動的に行われます。属性モデルとは、消費者金融の過去の膨大な取引データから申込者に最も近い属性を持つ人達をモデルとしてピックアップし、融資後にどのような利用履歴を辿っていったかを検証することで、その統計から申込者の今後の利用状況と行動特性を予測するものです。
最後に審査担当者が申込者の勤務先に電話をかけて在籍確認を行い、次に自宅に電話をかけて在宅確認を行います。もちろん、こうした電話連絡は個人名で行いますので、勤務先の人たちや家族には消費者金融を利用していることはわかりません。
審査基準は「他社借り入れ件数」
では、消費者金融はどのような審査基準のもとに融資可否や融資額を決定しているのでしょうか?ここでは消費者金融の審査基準について解説します。消費者金融では貸倒れのリスクを最小限に抑えるために、申込者の現在の支払能力と借り入れ状況のバランスを重要視し、支払い余力の有無という視点で融資を判断しています。そして、この貸倒れのリスク度を把握するための重要な判断基準が「他社借り入れ件数」なのです。消費者金融の場合、「他社借り入れ件数」 が許容件数内であれば、たとえ属性レベルがかなり低くても、金額は低いながらも融資が可能になるケースが多いのです。
審査が通らない理由とは?
融資の審査が通らない場合、主に次の二つの理由が考えられます。
まず、事故情報がある場合。俗に言う「ブラックリスト」に掲載されている場合です。返済を3ヶ月以上延滞すると、事故情報が付きます。そうなると信用がないと見なされ、ほとんどの消費者金融でお金を貸してもらえなくなります。完済後5年経たないと、事故情報は消えません。
次に考えられるのが、勤続年数・住居の形態・所有銀行口座・クレジットカードの有無・職業・年齢・信用照会の記録といった、属性が悪い場合。こうした個人情報はコンピュータシステムによって数値化され、即座に融資の可否や貸付限度額が計算される仕組みになっています。